左側脳室にも水が・・・〜回顧録7〜
2006 / 03 / 29 ( Wed )

意識が戻ったと喜んでいたのもつかの間、問いかけへの反応が鈍く
なってくる。ボーとした感じが強くなってくる。


■112日目
このあたりより、反応がやや弱くなっているのでは
と感じる。


■116日目
先日撮ったCTの結果、右側脳室だけでなく、左の側脳室まで
大きくなっている(水がたまっている)との事。
緊急でMRIを撮り、院内でカンファレンスを行うとの事。
案として、
1)右側脳室のシャントチューブの入れ直し(チューブ閉塞の可能性大)
+左硬膜下のチューブを抜いて、左側脳室へ入れ直し。(左硬膜下水腫は
落ち着いたと判断)・・・左右2カ所から開頭の必要あり。


2)左右の側脳室の間の壁に、神経内視鏡を用いて穴を開け、左右の交通を
確保した上で、右側脳室のチューブを入れ直し。・・・右1カ所の開頭で済む。


ただし、2)案は神経内視鏡術を行えるかは、MRIの結果を見て、内視鏡の
挿入が可能かどうかを判断する必要があるとの事。熟練の腕が必要であり、
非常勤で来ている、この施術のパイオニア的存在のN・K病院の先生
が施術の判断をし執刀することになると聞く。

明らかに水がたまっていることが、意識障害の要因であることから、
このまま水が抜けるとは考えにくく、いずれかの施術は必要と説明を受ける。
先ずは、右側脳室のシャントの圧の設定を変えて、より流れやすくするとの事。


■132日目
CTを3日おきくらいに取るがシャントの圧を変えても水は抜けていない。
神経内視鏡術については、難しいとの報告がN・K病院の先生から入っている
との回答。1)案の方で、話がすすんでいるようだが、とにかく早く施術した方が
いいのではと訴える。


■138日目
ようやく、神経内視鏡での施術に決定がなされる。難しいとのことであったが、
検討のすえ、また開頭を2カ所して施術するより、1カ所のみとして本人への
負担も減らそうとのことらしい。左右の側脳室壁に穴を開けることはなんとか
できそうで、その後引き続き、チューブの全交換あるいは詰まっている側(頭部側
or腹部側)のみの交換を行うとのこと。リスク等を十分確認し、同意。

■141日目
AM9:35手術室へ
PM1:30頃終了。
神経内視鏡の執刀は、N・K病院の先生が行う。
無事、左右側脳室の壁に径7mmほどの穴を開けることができたそうである。
シャントの方は頭部側先端に脈絡そうに癒着しており、これを除去し、
チューブ先端途中に3カ所スリットを入れて、詰まりにくくしたとの事。
面会するが、酸素マスクをつけており、目が開いたまま。
呼びかけには応じないが、目の輝きは良いようだ。
ベット上でのリハビリ(といっても、手足の曲げ伸ばし程度)を行っている
作業療法のスタッフも仕事の合間を縫って駆けつけてくれ、声をかけてくれる。
調子が良ければ、また来週から(この日は週末の土曜日だった)再開しましょうと
のこと。これで、水が抜けて、体も、衰えた筋肉も鍛えて、脳にも刺激が
与えられて、硬直した口(あご)も動かせるようになればと願う。

*この神経内視鏡については、院内でもかなり議論されたようである。
その間、自分でもネットで調べたり、書物を読んだり、ネット上で相談に
のってくれる脳外科の医師の意見を伺ったりした。

テーマ:闘病・入院 - ジャンル:心と身体

23 : 10 : 12 | 発症〜入院期の回顧録 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<退院に向かって 〜回顧録8〜 | ホーム | 水頭症、そして意識の回復〜回顧録6〜>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://sawarabidiary.blog56.fc2.com/tb.php/14-f8cff87d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |